あえて車をやめてみる
就職率up専門コンサルタントの一色麻生です。
先日、 EVN(愛媛ベンチャーネットワーク) 主催のイベントに参加しました。
会場は松山市内にある母校、松山大学。
自家用車で会場に行くことはできたけど、あえてそれを選ばなかったワタシ。
なぜか?
バスや電車を使って会場まで行けば、普段見ない景色を見ることができるから。
もしかすると、普段会わない人に出会うかもしれないから。
で、やっぱり!でした。
折しも世の中は大型連休の初日。(←って、ワタシには実感はありませんが・・・)
路面電車で会場に向かおうとしたところ、ガラガラと大きな荷物を持った女性2人組。
「こっちで合ってるのかな?」「行けるかな?」との会話が漏れ聞こえました。
実は、目的地とは反対の乗り場にやって来ていたのです。
ちなみに行きたかったのは、道後温泉。
「反対側の乗り場から乗った方が迷わず行けますよ」と声を掛けました。
「ありがとうございました!」とニコニコしながら去って行った二人の背中。
それと入れ違いにやってきた、親子とおぼしき3人組。
白装束姿は、まちがいなく「お遍路さん」です。
その中のひとりが「あのぉ~、○○には行きますか?」と聞いてこられました。
「はい、行きますよ!」とワタシ。
「ワタシも同じ電車に乗りますから」とまでとっさに応えてました。
どうやら、県外からやってきて連休を利用して歩き遍路をする予定なのだとか。
その距離ざっと80キロ。(←車で行っても2時間以上かかるのに・・・)
それを歩くとは、なにか思うところがあってのことでしょう。
四国八十八か所を一度に回りきることはできないので、今回は一部だそうです。
その後、途中まで一緒の電車に揺られて移動。
3人が降りていくときには「ありがとうございました」とさり気なくひとこと。
怪我なく、無事に歩きとおしてほしいなぁ~と後ろ姿を見送りました。
放っておくこともできるけど、声を掛けたり、掛けられたり。
思いもよらない出会いに恵まれました。
また、何気なく使ってて気にならない路面電車の案内板も、実は不親切なのかも?
なんてことに気づいたり・・・。
かかる時間も費用も違います。
ほんとうは遠回りなのかもしれません。
でも「車に乗らない」ってことを選択するだけで、いつもと違う視点を貰いました。
「あたりまえ」になっていることの反対を選ぶことも悪くないと感じる今日この頃です。