あたり前だと思ってると・・・

2013-12-08

朝は「おはようございます」
お礼を言うときは「ありがとうございます」
寝るときは「おやすみなさい」
ほかにもイロイロあるけれど、それがあたり前だと思ってきました。

子どもの頃に、そう教えられたと思います。
教えてくれたのは、親だったり、周りの大人だったり、学校の先生だったり。

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でも、時代は変わったのかも、と思うことが最近ありました。

あるとき、友人からこんな話を聞いたんです。

「人に書類を渡すときは、両手をそえて、相手から見て読みやすい方向で渡す」

ってことを、かなりの時間をかけて、大学生に伝えたのだと・・・。

すると学生さんからはこんな感想が寄せられたそうです。

どうして先生が「両手で書類を渡しなさい」と毎回言うのかがようやくわかりました。
「メンドクサイことなんでしなくちゃいけないの?」と疑問に思っていたことが解決しました。
などなど。

いいか、悪いか、ではないけれど、こういったことって小学生の頃に聞いたよなぁ・・・なんて、
友人の話を聞きながら、むか~し昔の記憶をワタシはたどっていました。

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「時代が変わった」なんて言葉では片づけてはいけないのかもしれないけれど、
そんな背景があることも気に掛けつつ、「働く」ことを考えてみると、
職場で起こっている「なんでやろ?」とか、「わからんわぁ~」なんていう、
先輩社会人たちの小さな疑問や不満の声の解決の糸口があるように感じました。

まずは、先輩(ここでは40代以上にしましょうか)の「あたり前」と、
若者(ここでは20代新入社員としましょう)の「あたり前」には、
ズレがあるものだ、と心づもりをして仕事をしないといけなさそうです。

なぜなら、はじめのうちの小さなズレを無視して放置しておくと、
気づいたときには大きな溝になる可能性があるからです。

じゃあ、どうするか・・・?

もしズレていると感じたら、
そのズレをそのまま放っておかず、小さなズレのうちに解消する。

ってことでしょうか。

ただ、このズレを解消するためには、そもそも「今、ズレてる」ってことに気づく力や、
対話力や忍耐力っていう、別のスキルも求められるように思います。
この別のスキルについて話すのは、別の機会に譲るとします。

『 自分の「あたり前」を疑う 』ってことを考えている今日この頃です。