コミュニケーションをとるって・・・
打てば響くっていう表現がありますよね?
この言葉には、
「テンポよくやりとりする」っていうイメージがワタシにはあります。
でも、もうひとつあるような気がします。
「問いかけに対して、ピッタリ合った答えを返す」っていうイメージです。
仕事の場面で考えると、部下が上司に何かの質問をすれば、
それにピッタリ合った応答を上司は返す・・・という感じでしょうか。
答えじゃなかったとしても、そのときに必要なヒントを的確に返す感じ・・・。
仕事を効率的に進めるにしても、仕事の精度を上げるにしても、
質問に対して的確な答えが返ってこなければ、
結局は、お互いにコミュニケーションはとれてないことになるように思います。
コミュニケーションをキャッチボールに例えると・・・。
相手が取りやすいところにボールを投げる。
受け取ったボールを、今度は相手が取りやすいところに投げる。
そのことの繰り返し。
間違っても、受け取ったボールを剛速球で投げ返したり、
相手が絶対取れっこないところへ投げ返すことではないと思います。
じゃあ、これを就職活動の面接の場面で考えると、
面接官が質問したことに応募者が応えることの繰り返しになるでしょう。
スラスラ、立て板に水のように応える必要はないかもしれないけれど、
少なくとも「質問に対する応え」にはなっている必要があると思います。
採用面接に1時間も2時間もかけてくださる面接官もいるかもしれませんが、
こんなケースはそうそうお目にかかれるものではありません。
限られた時間の中で、質問されたことに応えることは、結構難しいはずです。
ましてや緊張のなかで、相手の質問に合った自分オリジナルの応答をしようと思ったら・・・。
だからこそ、学生さんにはこの先の就職活動や、社会人生活に備えて、
普段から人とやりとりをする機会を持ってほしいと思っている今日この頃です。
ほんとうの意味でコミュニケーションをとるって、想像以上に奥が深いはずですから。