モデルはたくさんいる
知り合いと話していて、こんな話題になりました。
「いまどきは、仕事を休むのに親が会社に電話するらしい・・・」
ホントかいな?と思いましたが、どうやら本当のようです。
これは、会社に電話をする・・・という話ですが、
学校に電話するのも同じことらしいです。
やっぱり親の存在が出てくる。
この話をしていてふと思い出したのは昔の電話のこと。
で、「電話」で思い出すのは、昔の黒い電話。
じ~こ、じ~こって丸い番号のついた輪っかを回してかける「あれ」です。
当然、携帯電話なんてない時代だから友だちの家に電話するにも、
「○○ちゃんちのお父さんが出たらヤダな、怖いし・・・」とか、
「もし○○ちゃんのお兄ちゃんが出たらどうしよう・・・ドキドキする」なんて、
今考えると、笑い話のようなことを気にしていたものです・・・。
でも、そこで学んだこともたくさんあります。
電話をかけるときは丁寧な言葉づかいをしてました。
「○○さんいらっしゃいますか?」とか、
「はい」「わかりました」「よろしくお願いします」なんて、バンバン使ってました。
電話に出るときは「はい、○○でございます」(←○○はうちの名前ね)
というか、
母は「○○でございます」って電話に出ていたことを改めて思い出しました。
つまり、ワタシが電話をかけるときにモデルにしていたのは母ということですね。
ワタシのモデルは母でしたが、
親だけでなくて、子どもの頃に学ぶモデルは本来たくさんあるんだと思います。
子どもは子どもの立場で、周りの大人をモデルとして活用するか、
あるいは、親はひとりのモデルとしてその姿を子どもに見せているか、は
実は、後々いろんな方面に影響を及ぼすのかもしれない・・・と、
知り合いとの話を踏まえて考えていました。
世知辛い世の中だ・・・なんてひと言で済ませるつもりはありません。
周りにいいモデルがいれば、活用するに越したことはないと思います。
就職活動をしている学生さんは、これからOB訪問をするかもしれないし、
ここだ!と思っている会社に問い合わせをすることがあるかもしれません。
その第一段階で電話する・・・なんていうシチュエーションがあるなら、
その機会をドンドン使って欲しいと思います。
失敗したり、恥をかいたりすることで身につくものがたくさんありますから。
で、採用する側は、「これまでに何を身につけてるか?」を
いろんな角度から見ているものだとワタシは感じています。
案外いいモデルは、周りにいるはずですよ。