恵まれているのは「ありがたい」こと
就職率up専門コンサルタントの一色麻生です。
いよいよ週明けには1月のFushime塾セミナーを開講します。
この機会に「自分の凹みのツボとHappyのツボ」を知ることでストレス対処法を身につけて元気に就活を乗り切ってほしいと願っています。
さて、今日は「恵まれているのは『ありがたい』こと」ってことについて綴ってまいります。
なぜこのテーマを選んだかっていうと、思わず地元のテレビニュースをじ~っと見入ってしまったから。
え?どんなニュースだったかって?
大学が用意した就職支援の無料バスが就活生を乗せて県外に出発するところを紹介したニュースです。
スルーすることもできたと思いますが、そこでワタシが一番に持った感想は「恵まれているな~」ということ。
まあそう感じてしまったのは、自分の出身校だったせいもあるとは思います。
かつてワタシが就職をした20年ほど前にはそんな支援はなかったと記憶しています。
時代は変わったものだ・・・と思うと同時に、先生や親御さんをはじめ、学校の支援体制がほんとうに整っているのだと感心しました。
全国の学校で同様の活動をしているところはおそらく少ないだろうと思います。
そのため「就活って結構お金がかかるし大変なんだよな~」と思いながら、長い就活期間を過ごしている学生もいるはずです。
とすると、この恵まれた支援を受けることができる学生はどう感じるのだろう?というところから思いを巡らせてみました。
「うちの大学は恵まれててラッキー!」「使えるモノなら使っちゃえ~!」で終わらせてしまうのと、「せっかくの機会、一瞬たりとも無駄にしないでおこう!」と思うのでは、就活だけでなく就職した後もかなり違ってくるような気がしました。
もちろん、バスに乗り込んだ学生たちの気持ちを確かめるすべはありません。
ただ、支援をしている学校や先生や親御さんたちは、「少しでもいい就職をしてほしい」と思っているに違いないとは感じます。
目の前の出来事を「あたりまえ」と思うか、「ありがたい」と思うか。
今回のニュースで「ありがたい」は、「有り難い」っていう「稀(まれ)」とか「珍しい」っていう意味でワタシは捉えました。
もし、「有り難い」意味で捉えることができる学生なら、それはそれで学校紹介のネタがひとつできるし、自分の就活話のひとつのネタにすることもできます。
採用する側が学生から聞きたいのは、トンデモナク素晴らしいことやものすご~く珍しいこと、特殊なことではないとワタシは思っています。
日常の中に落ちている小さなネタに気づくことができたり、それを自分の言葉で表現できる力があるかどうかではないか と考えている今日この頃です。
とすると、周りの大人が学生の先回りをしてアレコレ用意してあげてるってことは、ちょっとした何かに気づく「気づきアンテナ」の感度を鈍らせてしまうかもね・・・なんて感じています。